2019年12月、カタール航空のキャンペーンを利用して訪れた国のポルトガル。
訪問28カ国目となったポルトガル、今回はリスボンとポルトの2都市しかいけませんが、写真に撮りたくなるような綺麗な景色や美味しい食べ物がある国であることを発見できました。
今回はリスボン大地震が起こる前までは宮殿があった場所でもある「コメルシオ広場」について紹介します。
カタール航空で人気の世界都市へお出かけください。『コメルシオ広場』の歴史
リスボンにある『コメルシオ広場』はテージョ川に面した広場です。コメルシオの意味は「貿易」という意味だそうですので、直訳すると貿易広場となります。
しかし今でもリスボン市民からは、「Terreiro do Paço 」(テレイロ・ド・パソ)と呼ばれ親しまれています。
テレイロ・ド・パソを直訳しると「宮殿広場」になります。
では何故「宮殿広場」と市民によばれているのか?
その理由は1755年におこったリスボン大地震でマヌエル1世の宮殿であるリベイラ宮殿がありました。
その地震後に宮殿があった跡地に造られた広場なので「宮殿広場」と呼ばれています。
リスボン大地震の様子、そして、その後どの様にして広場が誕生したのかはツーリストインフォメーションに隣接する「リスボン・ストーリー・センター」で学ぶことができます。
詳細は下の埋め込み記事にまとめてありますのでご覧ください。
『コメルシオ広場』について
『コメルシオ広場』の周辺には多くの飲食店があります。リスボン観光の目玉である人気観光スポット「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」があるベレン方面へ向かうトラム15番路線、一番人気のある28番路線のトラムも広場の前を通る交通の要衝です。
そして広場にはツーリストインフォメーションもあるので観光に訪れた人はここを観光の拠点とすると便利です。
ツーリストインフォメーションではリスボン観光の必須アイテムである「リスボンカード」を購入することができます。
ツーリストインフォメーション URL:https://www.visitlisboa.com/
次に、『コメルシオ広場』の象徴的な建物である「勝利のアーチ」と「ドン・ジョゼ1世の騎馬像」を紹介します。
1.勝利のアーチ
勝利のアーチ(凱旋門)の頂上には「勝利の女神像」ペプロスが立ち、その下にはポルトガル王室の紋章が彫られています。
そして紋章の左右にはインドへ遠征した探検家ヴァスコ・ダ・ガマとリスボン大地震後の復興の立役者、ポンバル伯爵の像が飾られています。
また、勝利のアーチには展望フロアがあり、そこからリスボン市内を眺めることもできるので興味のある方は登ってみてはいかがでしょうか(^^)
勝利のアーチは、コメルシオ広場とアウグスタ通りの境目にある建造物です。
上の写真の場合、アーチの奥がアウグスタ通りとなっています。
この通りはリスボンのメインストリートで多くの人が行きかう活気ある通りであり、この通りを抜けるとロシオ広場が現れます。
2.ドン・ジョゼ1世の騎馬像
コメルシオ広場の中央にある騎馬像は、ドン・ジョゼ1世のものです。
ドン・ジョゼ1世が在位していた1775年にリスボン大地震が発生し、当時はこの場所に宮殿があったため、復興後の広場中央に騎馬像が飾られています。
※クリスマスイルミネーション etc
クリスマスシーズンにきたならば、この広場に飾られている巨大クリスマスツリーは必見です(^^)
刻一刻とイルミネーションの色合いが変化していくので、シンプルなのですが見ていて飽きません。
そして12月29日以降になるとコメルシオ広場では数多くのイベントが開催されます。
昨年2019年に訪問をしたときは、広場に舞台を作りクラシックコンサートが開催されていました。このイベントは毎年恒例らしく多くの人が音楽を聴いていました。ヨーロッパならではの景色ですね。
『コメルシオ広場』へのアクセス
リスボン市民に今も愛され、観光客にとっては観光の拠点となる広場がコメルシオ広場と言えると思います。
リスボンへ旅行することがあれば、この広場の奥に見えるテージョ河の景色とセットで広場の歴史を感じてみてはいかがでしょうか(^^)
コメントを残す