薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」は鹿児島観光で外せない観光地

JALの『どこかにマイル』を申し込んだところ目的地として鹿児島が選択されたので2020年10月に鹿児島旅行へいってきました。
1泊2日の旅行なので鹿児島県内をくまなく訪問とはいきませんでしたが観光もグルメも楽しむことができました。
今度はもう少しゆっくり滞在してもいいかなぁと思える街でした。

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」の歴史

1658年(万治元年)に第19代当主であった島津光久によって造園された「仙巌園」はその後も改築が重ねられました。
借景技法を用いて桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てた雄大な景色と広大な庭園が特徴で、1958年(昭和33年)に国の名勝に指定されました。

【借景】仙巌園は他の大名庭園と異なり、大きな池や築山がありません。それは錦江湾と桜島がすぐ目の前にあるためです。桜島が最も美しく見えるといわれるこの景観は、島津家歴代に愛されました。

引用元:仙巌園ホームページ

幕末には第28代当主島津斉彬がこの敷地の一部を使ってヨーロッパ式製鉄所やガラス工場を建設するなどの近代化事業(集成館事業)を起こし、1857年(安政4年)、園内の石灯籠にガス管をつないで点火させ灯火として用いたことので日本のガス灯発祥におけるルーツの一つとして挙げられる場所にもなっている。
薩摩藩の近代化だけでなく、日本の明治時代初期の殖産興業の礎の場所にもなったこともあり2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産として登録されています。

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」の見どころ

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」は鹿児島にある日本を代表する大名庭園がある一帯のエリアは2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されました。
殿様が暮らした御殿、桜島を望むおよそ1万5千坪の広大な庭園には四季の花々を愛でることができます。ガス灯の実験に使用された「鶴灯籠」、江戸時代の正門である「錫門(すずもん)」、「正門」、「曲水の庭」など見所が満載。
そして最近はお食事やお土産物の施設も綺麗に整備されているので鹿児島観光に来たら外せない場所となっています。
薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」は島津家800年の歴史を学べる「尚古集成館」や、見学可能な「薩摩切子工場」が隣接しているので合わせて見学することをオススメします。

『御殿』
29代忠義の代には一時本邸として、また国内外の要人を招く「迎賓館」としての役割も果たしました。邸内の美しい装飾、建物から望む桜島の絶景をお楽しみください。「謁見の間」は、来客への応接に使用された部屋です。二間続きで、廊下も畳敷きであることから、一度にたくさんの人と会うことができました。

引用元:仙巌園ホームページ

『正門』
明治になって開通した道路に合わせて、29代忠義が建てさせた正門。裏山の楠を使い、上部には丸十紋と桐紋が彫られています。

引用元:仙巌園ホームページ

『錫門』
江戸時代の正門で、屋根は瓦ではなく鹿児島の特産である錫で葺かれています。高い身分の象徴であるこの朱塗りの門を通れるのは、藩主と世継ぎだけでした。

引用元:仙巌園ホームページ

『鶴灯篭』
庭の中央に位置し、鶴が羽を伸ばした姿に見えることから、鶴灯籠と呼ばれています。28代斉彬がガス灯の実験を行ったと伝わる灯籠です。

引用元:仙巌園ホームページ

『曲水の庭』(写真左):江戸時代に造られた貴重な曲水。昭和34年(1959)に発掘され、毎年4月にはここで「曲水の宴」が催されます。
『望嶽楼』(写真中央):仙巌園が出来た頃に琉球国王から贈られた、異国情緒あふれるあずまや。長崎海軍操練所にいた勝海舟を迎えた28代斉彬は、ここで勝海舟と会談をしました。
『江南竹林』(写真左):美味しい筍がとれる孟宗竹発祥の地。近くの石碑には、21代吉貴が中国の江南竹(孟宗竹)2株を琉球から取り寄せて、この地に植えたと彫られています。碑文は五代秀堯(五代友厚の父)によるものです。

一部引用元:仙巌園ホームページ

広大な敷地面積をほこる『仙巌園』には、歴史、文化、自然など様々な見どころが点在しています。大事なポイントを見逃さないため滞在時間にあわせた4つのテーマで園内散策コースをホームページで紹介されています。

4つのコースの紹介されているホームページはコチラです。

『鹿児島世界文化遺産オリエンテーションセンター』は令和元年(2019)11月に新たに誕生しました。ガラス張りの窓からは、反射炉跡が一望でき、薩摩の近代化ストーリーを楽しく学ぶことができます。

引用元:仙巌園ホームページ

島津家800年の歴史や文化を紹介する博物館『尚古集成館』となっている建物は、慶応元年(1865年)に竣工した日本最古の石造洋式機械工場「旧集成館機械工場」です。国の重要文化財であり、仙巌園の一部とともに世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産「旧集成館」となっています。

引用元:仙巌園ホームページ

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」での園内では様々はイベントが開催されていますので最新の情報はTwitterで確認できます。

仙巌園公式 Twitter

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」へのアクセス・開園時間

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」は市内中心部から少しはなれていますので、一番便利なのはレンタカーでのアクセスが便利。
公共交通機関を利用していく場合は、鹿児島交通カゴシマシティビュー「仙巌園前」で下車すれば目の前が入口となります。

【所在地】:鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1

【定休日】:無休 (3月第1日曜日は鹿児島マラソンの為休園)

【営業時間】

日曜日
09:00 – 17:00
月曜日
09:00 – 17:00
火曜日
09:00 – 17:00
水曜日
09:00 – 17:00
木曜日
09:00 – 17:00
金曜日
09:00 – 17:00
土曜日
09:00 – 17:00

【入園料】
庭園・尚古集成館・御殿:大人1500円、小中学生750円
庭園・尚古集成館         :大人1000円、小中学生500円

薩摩藩島津家別邸「名勝 仙巌園」は、見どころが満載です。
時間に余裕をもって入園見学することをオススメします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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はじめまして、TSUNEです。 首都圏在住&勤務の会社員です。 毎日の暮らしでストレスがたまるのは致し方ないこと、そのストレスをなくすための生活をしたい!と考えて『旅行』や『食べ歩き』をしています。その時に現地で感じたことを発信させていただきます。