新潟の酒蔵めぐり

新潟県は酒蔵が一番多く、その数は88蔵あります。酒造りが盛んな理由としては、米どころである事と冬が厳しく長いので長期低温発酵に適している事が挙げられます。

2019年6月16日から17日にかけて新潟県新発田市へ旅行した際に訪問した3つの酒蔵を紹介させていただきます。

市島酒造

「市島家」は、約420年前の慶長3年(1598年)に新発田の地へ移住し、 薬種問屋を始め、酒造、金融、回船業などで商業資本を蓄積。またその一方で土地を意欲的に開拓し、最盛時には全国屈指の大地主となりました。

その市島家の本家から分家し1790年代に初代蔵元が創業したのが市島酒造の始まりとされています。

市島酒造は伝統を守りながら時代に合わせた酒造りを行っています。古くは女人禁制とだった酒造りにいち早く女性蔵人を活用し、昭和54年には全国初の女性酒造一級技能士が誕生しました。テレビドラマにもなった漫画「夏子の酒」でも有名です。また最近では海外のコンクールであるインターナショナルワインチャレンジ 「SAKE部門」に出品して毎年コンスタントに受賞しています。

市島酒造といえば「王紋」

酒蔵見学も通年実施されていて事前申し込みは特に必要ないとのことでしたので、自分のスケジュールにあわせられるのがいいですね。

但し、10名以上での大人数での見学は1週間前までの事前申し込みが必要になるそうです。

酒蔵見学といっても醸造過程を見学するというよりも、過去の醸造に使用した蔵で醸造に使ったものの展示、市島家ならではの昔の文化を資料館・展示室で見学をするコースとなります。

                                 引用元:市島酒造 HP

蔵や展示室の見学が終わった後は、お待ちかねのご試飲タイムです。

実際に試飲をしてお気に入りの日本酒があればその場で購入できます。

今回は「無濾過生原酒」の王紋を購入、この日本酒は「越淡麗」という新潟県の酒蔵でしか使用できない米を使ってできた日本酒です。

酒造好適米「越淡麗」について

                             引用元:新潟県

菊水

新潟県新発田市にある「菊水酒造」は大規模な酒蔵で作業も効率化されている企業です。歴史や企業としての取り組み、商品については添付したURLより確認できます。

「菊水」ホームページ情報

1週間前までに下記の連絡先へ申し込みをすれば「菊水日本酒文化研究所」の見学ができます。

菊水酒造株式会社 お客様相談室 
フリーダイヤル:0120-23-0101 (平日10時~17時 祝祭日、年始を除く) 
メールフォーム https://www.kikusui-sake.com/home/jp/contact/

節五郎蔵(日本酒の醸造過程)の見学コースと、酒や酒文化に関する文献や酒を嗜む酒器など三万点もの資料の収蔵物を展示エリアで見ることができます。 当たり前のことですが酒は日本の食文化に密接に関係していたんですね。

今代司酒造

引用元:今代司酒造 ホームページTOP画像

創業1767年の今代司酒造。
日本一の蔵元数を誇る新潟県内において、玄関口である新潟駅から徒歩15分という場所に蔵を構えています。駐車場も完備していているので交通アクセス抜群の酒蔵と言えます。

今代司の酒造りへのこだわり

  1. 全量純米仕込み: 2006年からアルコール添加を一切行わない全量純米仕込みに切り替えました。それは、酒どころ新潟において戦後最初の取り組みでした
  2. 酒造好適米を贅沢に使用: ほぼすべての酒において、麹米・掛米ともに新潟県産の酒造好適米を100%使用しています。
  3. 仕込み水は「菅名岳」の天然水
酒米と精米割合がわかりやすく展示されています。

酒蔵見学

蔵に一歩足を踏み入れた瞬間から蔵見学に来た雰囲気になります。

今代司酒造 酒蔵見学の紹介

引用元:今代司酒造 ホームページ

見学料金:無料
定休日:年中無休(但し12月31日~1月3日のみ休業)
所要時間:約20分
駐車場:駐車場完備(観光バス3台まで駐車可能)

●1~7名での見学の場合

事前予約:不要(スタート時間10分前に到着していればOKです)

見学時間: 9:00〜/10:00〜/11:00〜/12:00〜/13:00〜/14:00〜/15:00〜/16:00〜

●8~40名程度での見学の場合

事前予約:要( 事前に指定フォームにて申し込むか、電話・FAXにてお問い合わせが必要になります)いただきますようお願いいたします。 指定フォームは、今代司酒造 酒蔵見学の紹介 の一番下にあります。

見学時間: 9:30~/10:30~/11:30~/12:30~/13:30~/14:30~/15:30~

酒蔵見学を終えると・・・

無料試飲・有料試飲ができるコーナーがあり、有料試飲では10種類以上の日本酒を味わえます。時間がありドライバーでない方は是非どうぞ。無料試飲には甘酒が1種類ありましたので、ドライバーの方はそちらで我慢しましょう。

また気に入った日本酒はショップで購入できます。

豊富なラインナップが揃います
2018年のデザインアワードを受賞した日本酒。瓶に描かれているのは錦鯉

このショップでは、こちらの日本酒を購入。 ここでしか購入できない商品 (酒米「越淡麗」を使用)ということでしたので、買うしかないですよね。

まとめ

今回の新潟旅行で巡った酒蔵は3つ。 今回の新潟旅行は車で移動したため試飲などは一切できなかったのが残念でした。

しかし、酒蔵見学は自社の酒蔵の紹介だけでなく、その土地の歴史や食文化などを紹介してくれて非常に勉強になり退屈しませんでした。次はどこの土地の酒蔵見学に行こうかなと今から楽しみです。

今回の新潟旅行で購入した日本酒です

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ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、TSUNEです。 首都圏在住&勤務の会社員です。 毎日の暮らしでストレスがたまるのは致し方ないこと、そのストレスをなくすための生活をしたい!と考えて『旅行』や『食べ歩き』をしています。その時に現地で感じたことを発信させていただきます。